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1: もろ禿HINE! ★@\(^o^)/ 2015/12/14(月) 08:00:49.13 ID:CAP_USER.net
ヘビのウロコに「剥がれない潤滑油」、初の発見 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/121100361/


体をくねらせて滑らかに這うヘビの驚くべき秘密が明らかになった。ウロコの表面が極めて薄い潤滑油で
コーティングされていたのだ。

この発見は、12月9日付の「Journal of the Royal Society Interface」誌で発表された。
研究論文によると、コーティングの厚さはわずか数ナノメートルで、人間の髪の毛の直径の数万分の1しか
ないという。
ヘビの不気味な滑らかさを見事に解明しただけでなく、新しい工業用潤滑剤やコーティング剤のヒントとなり、
ヘビ型ロボットのデザイン改良にもつながると期待される。


米アトランタ動物園の爬虫類・両生類学者であるジョー・メンデルソン氏は、「田舎のお祭りで、油を塗って
ぬるぬるにしたブタを捕まえるコンテストがあるでしょう? この研究は、それと同じようにヘビが自分の体に
油を塗っていると言っているのです」と説明する。
なお、メンデルソン氏は今回の研究には参加していない。

油にまみれたぬるぬるのヘビという考え自体も面白いが、今回の発見は、ヘビが体をくねらせてさまざまな
場所を移動できる理由との関係でも重要だ。
なにしろヘビは、足もないのに木に登り、灼熱の砂漠を走り、泳ぎ、木から木へ「飛び移る」こともできるのだ。 

何百万年におよぶ進化の結果、ヘビの体のいちばん外側のウロコがこれほど優れたものになっていなければ、
驚くべき動作のどれ1つとしてできなかったはずだ。

ヘビのウロコには、一目瞭然であるにもかかわらず、長年説明がつかなかった特徴がある。
腹側のウロコは、背側のウロコに比べてはるかにすべすべで滑らかなのだ。

障害物につっかえないようにする必要があることを考えれば、進むために必要な最低限の「足がかり」がある
とはいえ、腹側のウロコがすべすべで滑らかなのはさして不思議なことではない。

けれども、科学者が高解像度顕微鏡で調べてみても、腹側のウロコと背側のウロコの構造に違いはなかった。
ということは、何らかの物質がウロコの表面をコーティングして滑りやすくしていることになる。
それはどんな物質だろう?

ph_thumb
カリフォルニアキングヘビ(Lampropeltis californiae)の体は、わずか数ナノ
メートルの厚さの潤滑油で覆われていることが明らかになった。



引用元 : http://anago.2ch.sc/test/read.cgi/scienceplus/1450047649/



 

 

 

2: もろ禿HINE! ★@\(^o^)/ 2015/12/14(月) 08:01:11.22 ID:CAP_USER.net
極薄のコーティング

米オレゴン州立大学の化学工学者ジョー・バイオ氏は、ドイツのマックス・プランク高分子研究所の
トビアス・ヴァイドナー氏との共同研究チームを率いて、カリフォルニアキングヘビ(Lampropeltis californiae)
の脱皮殻を念入りに調べた。

彼らはヘビの皮の表面のすみずみまでレーザーを照射して、ウロコの表面分子がレーザー光線をどのように
反射・散乱するかを調べた。
この技術は通常、マイクロエレクトロニクス部品の検査に用いるものだ。

「ふつうならこんなことはしません」とバイオ氏は言う。
「私たちがヘビのウロコを持ち込むのを見た物理学者たちは、『いったい何をするつもりなんだ?』と内心で
思ったことでしょう」

観察の結果を他のテストの結果と組み合わせたところ、極薄の脂質(生体内で脂肪の形で存在する
炭化水素鎖)の層がヘビのウロコをコーティングしていることが明らかになった。

さらに、キングヘビは腹側と背側で別々の潤滑油を使っているようだった。
ヘビの腹側のウロコをコーティングする脂質は、背側よりはるかに滑らかで整然とした層を作っている。
研究チームによると、プロの技術者にもこれほど巧妙なコーティングはできないという。



気づかれなかった理由

ヘビたちは昔から体に油を塗っていたのに、人間はなぜ気づかなかったのだろう?

ナメクジが潤滑剤を分泌して通り道を滑らかにし、濡れた跡を残していくのとは違い、ヘビの潤滑油は
ウロコの表面からはがれず、耐久性のある滑らかな層を作っている。
この層は、私たちの関節の動きを滑らかに保つ構造によく似ている。

ヘビの潤滑油はぬぐい取ることができないため、ヘビを扱う人々もこの油の存在に気づかなかった。

カリフォルニアキングヘビは、ほかのヘビと特に違ったところはないため、研究チームは、ほかの多くの
種類のヘビにも同じことが言えるかもしれないと考えている。

バイオ氏によると、ヘビの種類によって潤滑油の成分は違っているかもしれないという。

研究チームは、人工材料にも同じようなコーティングをする可能性に期待している。

例えば、研究室で同じような潤滑剤を作ることができれば、レスキューロボットをもっと活躍させることができ、
次世代の塗料の改良にも役立つだろう。

「自然は長い歳月をかけてこのしくみを作り出しました」とヴァイドナー氏。
「私たちは、その小さな秘密を解き明かしていきたいのです」






57: 名無しさん@そうだ選挙に行こう@\(^o^)/ 2015/12/14(月) 16:54:45.12 ID:Pf8xcmWj.net
>>1
>研究論文によると、コーティングの厚さはわずか数ナノメートルで、人間の髪の毛の直径の数万分の1しかないという

今迄わからなかったのも納得
そして他の生き物にもあるかもな

6: 名無しさん@そうだ選挙に行こう@\(^o^)/ 2015/12/14(月) 08:46:01.85 ID:5aeB5rKW.net
うんだいぶ前から知ってた

95: 名無しのひみつ@\(^o^)/ 2015/12/16(水) 02:39:24.00 ID:H3vY/BDU.net
>>1
> 「田舎のお祭りで、油を塗ってぬるぬるにしたブタを捕まえるコンテストがあるでしょう?

なにそれ?

5: 名無しさん@そうだ選挙に行こう@\(^o^)/ 2015/12/14(月) 08:26:22.45 ID:B8RX4VAP.net
ラーメン次郎の、カウンターもするするしてて、ちょっと癖になる

8: 名無しさん@そうだ選挙に行こう@\(^o^)/ 2015/12/14(月) 08:57:36.66 ID:gqNS6GPh.net
剥がれないのも凄いけど、サラサラでゴミが付かない理屈も分かったらすごい潤滑油が作れそう。

10: 名無しさん@そうだ選挙に行こう@\(^o^)/ 2015/12/14(月) 09:15:48.68 ID:zMJxU60B.net
いやこれは工業的にものすごい発見だろ。
恐ろしく薄い脂質の被膜でしかも剥がれないのに摩擦を減らすなんて。

ありとあらゆる動的環境でブレイクスルーが起きるんじゃないか?

18: 名無しさん@そうだ選挙に行こう@\(^o^)/ 2015/12/14(月) 10:13:57.43 ID:1/LNVPvH.net
>>10
これ蛇が自前で持ってるオーバーテクノロジーだから
今のところ工業で真似したくても出来ない

>プロの技術者にもこれほど巧妙なコーティングはできないという

>研究室で同じような潤滑剤を作ることができれば

出来た時が、ものすごい工業的発見な

40: 名無しさん@そうだ選挙に行こう@\(^o^)/ 2015/12/14(月) 13:26:21.31 ID:OmP+isMf.net
>>18
潤滑剤よりも鱗側を研究しないと成功しない気がする

9: 名無しさん@そうだ選挙に行こう@\(^o^)/ 2015/12/14(月) 08:58:30.92 ID:06v/V+vA.net
狭い所へより入り込みやすくなる蛇型ロボット、これで原発の状態観察も一歩前進

11: 名無しさん@そうだ選挙に行こう@\(^o^)/ 2015/12/14(月) 09:31:01.15 ID:BlCzmeKP.net
潤滑油というより、ワックスに近いのかな?

12: 名無しさん@そうだ選挙に行こう@\(^o^)/ 2015/12/14(月) 09:36:43.50 ID:Z6waVrML.net
昆虫の表皮にもありそうだ

13: 名無しさん@そうだ選挙に行こう@\(^o^)/ 2015/12/14(月) 09:40:38.23 ID:aurR3AGb.net
水鳥にもありそうだ

14: 名無しさん@そうだ選挙に行こう@\(^o^)/ 2015/12/14(月) 09:41:17.63 ID:aurR3AGb.net
ちなみにおいらの鼻の頭もアブラギってる
塗ったおぼえはないんだけど

16: 名無しさん@そうだ選挙に行こう@\(^o^)/ 2015/12/14(月) 09:53:58.93 ID:zKgDaWKe.net
秋山にもありそうだ

73: 名無しのひみつ@\(^o^)/ 2015/12/14(月) 21:25:54.92 ID:Y32um53I.net
>>16
すっごい滑るよ!!・・・(´∀`*)

20: 名無しさん@そうだ選挙に行こう@\(^o^)/ 2015/12/14(月) 10:23:29.13 ID:eLLv41PD.net
これぞ目からウロコ

27: 名無しさん@そうだ選挙に行こう@\(^o^)/ 2015/12/14(月) 10:52:22.54 ID:0z//Tmc0.net
へび自身は潤滑油で滑って前へ進めないってことは無いの?
原理が分かれば滑らない靴底が造れるね

28: 名無しさん@そうだ選挙に行こう@\(^o^)/ 2015/12/14(月) 10:58:38.60 ID:aurR3AGb.net
>>27
うろこなので、後ろ方向には引っかかるのではないかと
わりと簡単に靴やスキーに応用できそう
スケートは逆進もするから駄目っぽいけど

33: 名無しさん@そうだ選挙に行こう@\(^o^)/ 2015/12/14(月) 11:42:18.92 ID:4pTyuWjN.net
にょろにょろ・・・・・

34: 名無しさん@そうだ選挙に行こう@\(^o^)/ 2015/12/14(月) 12:10:21.90 ID:oB0n70Fd.net
うちの車庫のシャッターのキーキー音もなおせるかな

44: 名無しさん@そうだ選挙に行こう@\(^o^)/ 2015/12/14(月) 14:11:25.13 ID:nCVqFg47.net
youtubeでヘビの木登りを見ても、なんでアレで登っていけるのかが分からんw

45: 名無しさん@そうだ選挙に行こう@\(^o^)/ 2015/12/14(月) 14:31:49.48 ID:5aeB5rKW.net
木どころか垂直の壁でも登っていくぞ

67: 名無しさん@そうだ選挙に行こう@\(^o^)/ 2015/12/14(月) 19:59:19.04 ID:NEK6btoG.net
腹側のウロコの滑らかさが、木を登るために特化したものだと証明出来れば
ヘビが進化したのは、水中でも地中でもなく、樹上で進化したとする説(自前)
を証明する一助になるやもしれぬ

46: 名無しさん@そうだ選挙に行こう@\(^o^)/ 2015/12/14(月) 14:45:05.78 ID:MRFmqjHq.net
この潤滑油を・・・いや、やめておこう

63: 名無しさん@そうだ選挙に行こう@\(^o^)/ 2015/12/14(月) 18:36:32.45 ID:8Ws0U2HX.net
これは素晴らしい
スプレー式でべとつかず乾燥に強いのを頼む

72: 名無しのひみつ@\(^o^)/ 2015/12/14(月) 21:20:22.45 ID:ThQoHFs9.net
うなぎの表面にも潤滑油が薄く塗られていることを発見したぞ!

78: 名無しのひみつ@\(^o^)/ 2015/12/14(月) 22:58:03.11 ID:ytnPEoWS.net
腹がわは本当にプニプニなのにツルツル
前進はツルツルなのに後退させるとトゲトゲ!
でも素早く動けないからよく道路でひかれてしまう

99: 名無しのひみつ@\(^o^)/ 2015/12/17(木) 03:24:21.87 ID:rbXIOVR0.net
一回だけ蛇センターででかい蛇を触らせてもらったことがある
でも蛇皮なんてじっくり観察したこと無い
ウロコがどう生えているのか触って見てみたいとは思うのだが
不思議だよなあ、蛇の皮

85: 名無しのひみつ@\(^o^)/ 2015/12/15(火) 04:37:15.16 ID:6WIwzERf.net
人工合製油が20世紀の終わりに実用化されるまで、宇宙ロケットのターボポンプからジェットエンジンの潤滑、レーシングカーのエンジンやギアの潤滑油まで、
最高のオイルは深海鮫のスクワランだもんな~。

その前は鯨油か。

…次は蛇油かよ~w
人工合成できたら、また凄い事になりそうだね。