パブリック・ドメインの歴史的音源:クラシック音楽

・美しく青きドナウ 作品314(An der schönen blauen Donau Op.314)
1957年9月9~14日録音
指揮:ヨーゼフ・クリップス 
演奏:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 

ヨハン・シュトラウス2世が1867年に作曲したワルツ。
シュトラウスの「十大ワルツ」のひとつとされ、その中でも最高傑作との評価を受けている 

概要

1866年の普墺戦争で大敗し、失望の底に沈んだウィーン市民を慰めるために作曲される。
『ウィーン男声合唱協会』の指揮者ヨハン・フランツ・フォン・ヘルベックの依頼により、男性合唱曲として書かれた
後、管弦楽用としても広く演奏されるようになったそうです。


クラシック音楽mp3無料ダウンロード 著作権切れ、パブリックドメインの歴史的音源
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オリジナル
https://youtu.be/n-Qg0VVG99M

ノイズ処理と修復
https://youtu.be/n-fdMBdLHhMMM


・ノイズについて


周波数の全帯域に入る小さなサーっという信号(俗に言うヒスノイズ) の音量を6dB程度下げた他、
演奏に起因しないクリック音や低域のノイズの気になるような所を処理しています。

波形(ノイズ処理後もほぼ同じの為省略)
波形ーオリジナル


全体のスペクトル:オリジナル
全体のスペクトル-オリジナル

全体のスペクトル:ヒスノイズ除去
全体のスペクトル-ノイズ処理後

・修復について
下記画像にあるように、右側のチャンネルで3箇所、目的となる信号(音楽)に瞬間的な音量差があり、
途切れ途切れに聴こえる場所があるので、可能な範囲で修復しています。

瞬間的な音量差1(冒頭17秒から18秒)
スペクトル1-オリジナル

瞬間的な音量差1の修復
スペクトル1-修復

瞬間的な音量差2(2分24秒から25秒)
スペクトル2-オリジナル

瞬間的な音量差2の修復
スペクトル2-修復

瞬間的な音量差3(3分53秒から54秒)
スペクトル3-オリジナル

瞬間的な音量差3の修復
スペクトル3-修復



・結果
ヒスノイズをもっと軽減させることも可能ですが、音質を考慮するとこのあたりが妥当なところだと思います。
修復した箇所も注意して聴かない限り、聞き流せるレベルだと思います。
元の音源のダイナミックレンジや音圧、ミックスバランスも非常に良いので、こういった処理(特に修復)は
とても有効だと思います。

処理を施した音源(WAVファイル)のダウンロードリンクは、コメントをいただければ公開します。