パブリック・ドメインの歴史的音源:クラシック音楽

・「和声と創意への試み」 第4番ヘ短調「四季 冬」より第1楽章 アレグロ・ノン・モルト
1959年10月録音
指揮:ルドルフ・バウムガルトナー  
演奏:ルツェルン祝祭弦楽合奏団 
コンサートマスター:ヴォルフガング・シュナイダーハン

概要

「四季」とはアントニオ・ヴィヴァルディによって作曲され、1725年に出版された12曲から成る
「和声と創意への試み」のうち、第1曲から第4曲までの総称。
3つの楽章から成り、各楽章にはソネット(14行詩)が付されているので、標題音楽に分類されます。
現代であればサウンドトラックのようなものかもしれませんね。
第一楽章は屋外の凍てつく冬の寒さのなかを行き交う人々の描写を表現しています。



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オリジナル
https://youtu.be/zwXEe5TyBfo

ノイズ処理と修復
https://youtu.be/n-0zc0j66jpME


・ノイズについて


周波数120Hzより下の帯域にハムノイズが入っています。
信号の強さは左側のチャンネルで-35dBから-40dB、右側のチャンネルで-40dBから-45dB程度。
なのでヘッドホン等で確認すると、より強い信号の入る左側で”ブーン”という音が耳を圧迫します。
ただこの帯域には楽器の成分(低いところで50Hz)も含まれています。
あと、目立ちませんがヒスノイズも。



波形(ノイズ処理後もほぼ同じの為省略)
波形


全体のスペクトル:オリジナル
スペクトル-オリジナル


全体のスペクトル:ヒスノイズ除去
スペクトル-ノイズ処理

楽器の信号が小さい所のヒスノイズの成分を周波数全帯域で6dB程度カットしています。

ハムノイズの入る帯域を拡大:オリジナル
ハムノイズ-オリジナル

ハムノイズの入る帯域を拡大:ノイズ除去
ハムノイズ-ノイズ処理

ハムノイズが入る周波数の帯域を拡大したもの。
最下部に一定の明るさで帯のように入る信号がハムノイズです。
明度は信号の強さを表していて、画像の上部が左チャンネル、下部が右チャンネル。
PC等で確認すると分かりますが、右側にある数字は周波数です。
また、画像は冒頭から50秒程度までのスペクトルで、ノイズ除去をした画像の左端が黒いのは、
楽器の音が入るまでのノイズしかない部分をカットしている為です。

最初、より強い信号が入る左チャンネルのノイズを極力除去したのですが、楽器のリヴァーブに言葉では
上手く言い表せない違和感(位相の乱れではないもの)を感じたので、楽器の信号が最も弱い冒頭から
5秒程度のみとして、後は音楽に影響のない範囲で処理しています。


3Dによる周波数解析1(矢印が示すのは周波数と時間):オリジナル
オリジナル-3d周波数1



3Dによる周波数解析1(矢印が示すのは周波数と時間):ノイズ処理
ノイズ処理-3d周波数1



3Dによる周波数解析2(矢印が示すのは周波数と時間):オリジナル
オリジナル-3d周波数



3Dによる周波数解析2(矢印が示すのは周波数と時間):ノイズ処理
ノイズ処理-3d周波数2



3Dによる周波数解析3(矢印が示すのは周波数と時間):オリジナル
オリジナル-3d周波数3



3Dによる周波数解析3(矢印が示すのは周波数と時間):ノイズ処理
ノイズ処理-3d周波数3


・結果
上記3Dの周波数解析画像をみれば分かりますが、周波数の低い帯域にノイズが残っています。
その部分は相対的に楽器の信号が強く入りますし、聴感上の特性(ラウドネス)として持続した強い音圧が
必要となるので、気にならない範囲だと思います。




処理を施した音源(WAVファイル)のダウンロードリンクは、コメントをいただければ公開します。