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カテゴリ:国際 > 研究

1: nita ★ 2024/02/27(火) 13:58:28.78 ID:XfZgmuSY9
2/27(火) 13:01配信
朝日新聞デジタル

 米航空宇宙局(NASA)は火星の有人探査を目指し、火星での生活を想定した空間で1年間、隔離生活を送る「火星人」を4月まで募集している。米CNNが報じた。

 CNNによると、「CHAPEA(チャピア)」と呼ばれる実験の第2陣で、2025年春から始まる予定。4人の参加者が米テキサス州ヒューストンのジョンソン宇宙センターにつくられた「閉鎖居住施設」で生活する。

 施設は3Dプリンターで制作され、約158平方メートル。火星に着陸する宇宙飛行士の生活環境を想定して設計されている。

 参加者は施設で装備の故障や通信の遅れ、限られた資源といった火星で起こりうるストレスを実際に経験する。また、作物を育て、運動をし、船外活動をシミュレーションする。

 募集はすでに始まっており、締め切りは4月2日。主な条件は30~55歳の米国人で、工学や生物学、物理学などの分野で修士課程を修了している人。宇宙飛行士の基準に沿って選考される。

続きはソースで
https://news.yahoo.co.jp/articles/d456b9eabb04af1ae6d7b93604c47bca009f9da6






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1: ごまカンパチ ★ 2024/02/15(木) 00:12:23.35 ID:9WQk+dLd9
https://news.yahoo.co.jp/articles/cf462558ed76c6627d57ab8d21385b5395752a11
■約2400年前の騎馬民族の遺物を分析、ヘロドトスの『歴史』の記述は正しかった
 古代ギリシャの歴史家ヘロドトスは、2400年以上前に、騎馬遊牧民のスキタイ人は人間の皮を使って矢筒を作ると書き残した。
これまで疑問視されることが多かった記述だが、このたび、それが事実だったことが確認された。
2023年12月13日付けで学術誌「PLOS ONE」に発表された論文には、「この調査結果によって、ヘロドトスのおそろしい主張が裏付けられたものと考える」とある。

ヘロドトスによると、スキタイ人は最初に殺した人間の血を飲んだり、頭皮を集めたりしていた。
「死んだ敵の右手から、皮や爪などあらゆるものを集め、矢筒のカバーにする者も多い。
人間の皮は厚く、光沢があるので、あらゆる動物の皮の中で一番明るく白いとも言われる」と、ヘロドトスは紀元前5世紀に記している。

今回の研究では、これまでに発掘されたウクライナ南部にあるおよそ2400年前のスキタイ人の墳墓(クルガン)18基で出土した革の断片45個と毛皮の断片2個を分析した。
「ペプチドマスフィンガープリンティング」と呼ばれる技術を使って特徴的なタンパク質(皮膚のコラーゲンと毛皮のケラチン)を調べたところ、45個中36個で動物の種を特定できた。
そしてそのうち2つは、明らかにホモ・サピエンスのものだった。どちらも、ヘロドトスが述べたように、矢筒に使われていた。

「サンプルは2つだけですが、0と1よりずっといいです」と、今回の論文の最終著者でイタリア、パドバ大学の考古学者であるマルガリータ・グレバ氏は話す。
「ヘロドトスが伝えているのは根拠のないことではなく、スキタイ人は明らかに人間の皮を使って文化的人工物を作っていました」
革の断片は小さすぎるため、それが人の手の皮で作られたものかどうかを判別するのは難しい。
だが、DNA分析によって、革の材料となった人間がどこから来たのかが明らかになる可能性は残されている。

グレバ氏によると、人間の皮が使われていたのは、矢筒の最上部だけのようで、それ以外はウシや野生のキツネなどの「普通」の動物の革でできていた。
「複数の動物の皮を組み合わせて使うことがとても多く、そこに人間の皮が加わることもありました。使えるものを使ったということでしょう」

■戦闘民族スキタイ人
ヘロドトスは、『歴史』全9巻のうちほぼ1巻をスキタイ人に割き、黒海の北に住む騎馬民族と記したが、
スキタイ人やそれに関連する遊牧民グループの考古学的証拠は、ウクライナから中国西部にかけてのユーラシアのステップ地帯で広く見つかっている。
ドイツ、マックス・プランク進化人類学研究所の考古遺伝学者で、スキタイ人について研究しているグイド・ネッキ・ルスコーン氏によると、
スキタイ人は紀元前900年ごろのカザフスタン東部にあるアルタイ山脈に由来すると考えられるという。なお、氏は今回の研究には関与していない。

ヘロドトスによると、スキタイ人は戦士としてよく知られており、戦争にも狩猟にも使う短弓(ショートボウ)をとりわけ重要視していた。
今回の研究には関与していないものの、英オックスフォード大学の考古学者バリー・カンリフ卿もスキタイ人に詳しい。
同氏は、ヘロドトスが紀元前444年ごろ、ギリシャの植民地だった黒海北岸のオルビアを訪れたときに、この情報を得たのではないかと考えている。
「そこでいろいろな人と話し、さまざまな話を聞いて、それをつなぎ合わせたのでしょう」とカンリフ氏は述べる。
そのため、ヘロドトスが書いたことはおそらく正しいが、その情報はつぎはぎなので、すべてのスキタイ人が同じことをしていたとは限らない。

カンリフ氏は、矢筒に人間の皮を使うことは、矢に魔力を込める意味があったのではないかと考えている。
「敵の一部を持つことで、敵の力を抑えようとしたのでしょう」






最初の騎馬民族スキタイ










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1: しじみ ◆fbtBqopam767 しじみ ★ 2020/03/11(水) 19:28:04.61 ID:CAP_USER
→脳を含む複数の培養臓器を連結した疑似人体の作成に成功した
→疑似人体は創薬において有用

完璧な培養脳を作ることは倫理的に問題になる可能性がある
近年の急速なバイオテクノロジーの発展によって、様々な臓器が試験管内で培養可能になりました。

これらの培養された臓器は「オルガノイド」と呼ばれており、人体実験の代用品として使われています。

これまでは単体での利用が主でしたが、今回アメリカの研究者によって、脳を含む複数のオルガノイドを血流によって組み合わせ、基盤の上に配置することで「疑似人体」の作成に成功しました。

この統合的な疑似人体は、肺によって酸素を取り込み、心臓を脈拍させ、すい臓でインスリンを分泌し、精巣や卵巣まで供え、脳では神経活動が観測されています。

研究者たちは、このシステムを禁じられた人体実験の代用として利用することで、主に創薬において多くの利益があると述べています。

しかしこの技術が行きつく先は、ゼロからの人体構築です。

ほぼ完ぺきな疑似人体が作られたとしたら、人間との境界は何が決めるのでしょうか?

研究はアメリカ国防総省下にある国防脅威削減局による資金援助を受け、オハイオ州立大学生物医学工学部のSkardal氏らによってまとめられ、2月26日に学術雑誌「Biofabrication」 に掲載されました。

Drug compound screening in single and integrated multi-organoid body-on-a-chip systems
https://iopscience.iop.org/article/10.1088/1758-5090/ab6d36

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続きはソースで

https://nazology.net/archives/53935

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1: しじみ ◆fbtBqopam767 しじみ ★ 2020/03/06(金) 16:47:40.61 ID:CAP_USER
→ドイツの遺跡で、古代ローマ戦士が使用した2000年以上前の「短剣」が発見される
→当時、武具が遺体とともに埋葬されることはなかったため、今回の発見は貴重なもの

ドイツの考古学研究チーム・Westphalie Departmentにより、約2000年前の古代ローマ戦士が使った「短剣」が発見されました。
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短剣が見つかったのは、紀元9年にゲルマン諸部族との戦いで命を落としたと思われるローマ人兵士の墓地内です。

研究主任のべティナ・トレンメル氏は「古代ローマ戦士の遺体は、通常、生前に使用していた武具を一緒に埋葬しないことで知られていました。そのため、今回の発見は異例です」と話しています。

発見当初、短剣はひどく錆びついた状態にあり、単なる「錆の塊」と思われていました。しかし、9ヶ月におよぶ錆の除去・研磨作業の末、豪華に装飾された見事な銀の短剣へと復元されたのです。

■「錆の塊」は2000年前の短剣

短剣自体は、2019年4月、当時インターンとして発掘に参加していた学生のニコ・カルマンさん(19)によって発見されていました。
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ドイツ・ノルトライン=ヴェストファーレン州にある遺跡「ハルターン・アム・ゼー」で、錆に覆われた短剣と鞘、ベルトが同時に発掘されました。
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ハルターン遺跡は、紀元前27年〜紀元後14年のアウグストゥス統治下の時代において、ローマ人兵士とその家族の駐屯地として使用されていました。

1900年の発見以来、同地では考古学的な発掘調査が進められています。
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しかし、トレンメル氏によると、同地に駐屯したローマ兵士たちは不運な運命をたどったようです。

紀元9年に、ローマ人とゲルマン諸部族との間で、大規模な戦争(トイトブルク森の戦い)が勃発しました。

当時、三個のローマ軍(一個5000人)を率いた将軍かつ政治家のウァルスは惨敗を喫し、軍はほぼ全滅。もちろん、この中にハルターンに駐屯した兵士たちもいました。

今回発見された短剣は、その際に命を落とした兵士のものと考えられます。


ローマ人たちがハルターンに駐屯したのはわずか15年ほどで、また、武具が遺体とともに埋葬されない習慣から、こうした短剣が見つかることは極めて稀です。

修復の結果、短剣や鞘、ベルトの全貌が明らかになっています。

鉄製の刃は、持ち手近くでくびれており、中央で幅広く、その先は鋭利に尖っていました。

鞘は赤色のガラスや銀、エナメルなどで豪華に装飾されています。両側には4つのリングが付いていますが、これはベルトとつなぐための留め具です。
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短剣は、軍の歩兵や将校が常に身につけていましたが、実際の戦闘で主に使われる武器ではなく、長剣や槍が紛失したり損傷した際に、予備として所持されていたものです。

また、武具の紛失に対する罰則は非常に厳しかったため、各々が厳重に保管していたことが知られています。

結局のところ、なぜこの短剣が兵士とともに墓地に埋葬されたのかは分かっていません。この兵士に何か特別な理由があって、武器の埋葬を許されたのかもしれませんね。

https://nazology.net/archives/53254

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1: しじみ ◆fbtBqopam767 しじみ ★ 2020/03/06(金) 17:16:06.68 ID:CAP_USER
→トルコ中央の古墳近くで、古代プリュギアを治めた「ミダス王」の死を示す石碑が発見される
→ミダス王の死に関しては確かな史実がなく、これまで謎とされていた
→石碑には、ミダス率いるプリュギアを打ち破ったと思われる「失われた王国」の存在も記されていた

古代アナトリア(現トルコ)の王国・プリュギアを治めた「ミダス王」という人物を知っていますか?

ミダス王はギリシア神話や童話にもよく登場しており、『王様の耳はロバの耳』で、耳がロバになってしまったのもこのミダス王です。

最も有名な逸話は、触れる物をすべて黄金に変える「ミダス・タッチ」でしょう。

その一方で、ミダス王の最後に関しては確かな史実が残されていません。

ところが今回、彼の死の真相が記載された石碑が、コンヤ平原(トルコ中央・アナトリア)にある古墳「Türkmen-Karahöyük」で発見されました。

しかも、石碑には、ミダス王を倒したと思われる「失われた王国」の存在も示唆されていたのです。

シカゴ大学による研究の報告は、2月20日付けで「uchicago news」に掲載されました。

Tip from local farmer helps uncover ancient Bronze and Iron Age city
http://news.uchicago.edu/story/oriental-institute-archaeologists-help-discover-lost-kingdom-ancient-turkey

■ミダス王を倒した「失われた王国」の正体とは?

石碑が発見されたのは、昨年のことです。

地元に住む農家の男性から、「古墳近くの運河で、意味不明の文字が彫られた石碑を見つけた」との報告がありました。

それを受け、シカゴ大学の考古学研究チームが現場に行ってみると、石碑は半分ほど水に浸かった状態にありました。


石碑を引き上げ後、詳しく分析してみると、記載された文字は古代アナトリア地方で使われた「ルウィ語」と特定されました。

ルウィ語はインド・ヨーロッパ語族の一つで、紀元前16世紀〜紀元前7世紀までの資料が見つかっています。主に「楔形文字」とアナトリアの「象形文字」を組み合わせて使われていました。
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以前、別の遺跡で発見された「ルウィ語」を示す石碑/Credit: Oriental Institute
解読の結果、石碑には「戦争の勝利を讃える功績」が記載されていると判明しました。しかも、単なる小国への勝利ではなく、伝説的なミダス王が率いたプリュギアを倒した旨の内容が書かれていたのです。

プリュギアには「ミダス」という同名の王が複数人いましたが、石碑の年代が紀元前8世紀後半と特定されていることから、ここで言及されているのは、物を黄金に変える「ミダス王」で間違いないとされています。
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そして最も重要な発見は、石碑に、後期ヒッタイト王国を治めた「ハルタプ王」による勝利のメッセージが確認されたことです。

ヒッタイト王国は前18世紀から前13世紀頃までアナトリア半島で栄華を誇りましたが、外部の敵(海の民ともいわれる)に襲撃された後は衰退し、小国に分かれ、その最後は判然としていません。

ハルタプ王は、その混乱に満ちた時代のヒッタイトの王だと言われています。

石碑の解読によると、石碑には「嵐の神々が、かの王(ミダスを指す)を偉大なハルタプに引き渡した」と記載されていました。

実は、ハルタプ王は以前から「ミダス王を破った人物ではないか」と言われており、今回の発見はそれを裏付ける証拠となりそうです。

また、ハルタプ王および彼が統治した当時のヒッタイト王国に関する史実がほぼ残っていない点からも、石碑の発見は貴重な情報源となるでしょう。

研究チームのジェームズ・オズボーン氏は「この古墳こそ、ハルタプ王が治めた王国の中心地(首都)であった可能性も高く、古墳内には、その失われた宮殿や記念碑が隠されているかもしれません」と話しています。

研究チームは、年内に、同地で再び発掘調査を行う予定とのことです。
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https://nazology.net/archives/53072

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1: 朝一から閉店までφ ★ 2020/01/25(土) 19:38:35.54 ID:CAP_USER
2020年01月23日 15時00分00秒

フランス革命で処刑されたマリー・アントワネットが、処刑の前日に一夜にして白髪になったという逸話のように、「ストレスが髪を白くする」とする話が多数伝えられていますが、そのメカニズムは長らく不明でした。アメリカのハーバード大学とブラジルのサンパウロ大学の合同研究チームが、マウスを使った動物実験によって、そのメカニズムを解明しています。 

Hyperactivation of sympathetic nerves drives depletion of melanocyte stem cells | Nature
https://www.nature.com/articles/s41586-020-1935-3
How the stress of fight or flight turns hair white
https://www.nature.com/articles/d41586-019-03949-8

Stress speeds up hair greying process, science confirms | Science | The Guardian
https://www.theguardian.com/science/2020/jan/22/stress-speeds-up-hair-greying-process-science-confirms

研究チームが行った実験は、マウスにストレスを与えて体毛への影響を測定するというもの。実験に用いられたマウスは、注射によって痛覚を科学的に活性化させる「苦痛」、ケージを傾けられたり光のオンオフを素早く変更されたり寝床をぬらされたりする「心理的ストレス」、そして1日4時間も体を固定される「拘束」の3種類の苦痛をそれぞれ与えられました。以下の画像の下側が実験後のマウス。上側のストレス実験を受けなかったマウスに比べて、体毛が白くなっていることが明らかです。

当初、研究チームは「ストレスが毛の色素を産生する細胞であるメラニン細胞(メラノサイト)に対する免疫攻撃を引き起こす」と推定して実験を行っていました。しかし、免疫細胞を持たないマウスにおいても実験後に体毛が白くなるケースが確認され、この説は否定されました。次に唱えられた説は、「ストレスによって分泌が亢進されるコルチゾールが白髪に関係している」というものでしたが、コルチゾールを持たないマウスの体毛も白くなったことから、この説もまた否定されました。
紆余曲折の末、研究チームがたどり着いた結論は、「ストレスを受ける際に交感神経系が放出するノルアドレナリンがメラニン細胞に影響を与える」ということでした。毛を作り出す毛包の中には、他の細胞を生み出す働きをする幹細胞が存在しています。新しい毛が作られるたびに幹細胞の一部がメラニン細胞に変化して、新たに生み出されたメラニン細胞が髪の色を変化させるわけです。
しかし、交感神経系に対する神経伝達を阻害する働きを持つグアネチジンをマウスに投与すると、通常ならば体毛が白くなる「苦痛」実験の後もマウスの体毛の色がそのままであることが判明。研究チームはこの結果から、ノルアドレナリンが白髪の原因であることを突き止めたとしています。また、ノルアドレナリンを皮膚に注射するという追試験によって、注射部位の周囲の毛が白くなることも確認したとのこと。
研究チームによると、ノルアドレナリンが毛包に流れ込むと膨大な数の幹細胞がメラニン細胞に変換されます。この過程で生み出された過剰なメラニン細胞は、毛包から遊離した直後に崩壊を始めるとのこと。メラニン細胞に転じる幹細胞は減ることはあっても増えることはないため、以上のようにメラニン細胞を「浪費」した後は、毛包では新たにメラニン細胞を作るための幹細胞が枯渇し、それ以降に生えてくる毛は白くなります。
     ===== 後略 =====
全文は下記URLで
https://gigazine.net/amp/20200123-stress-speeds-up-hair-greying-process/

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1: 朝一から閉店までφ ★ 2019/12/25(水) 09:46:36.48 ID:CAP_USER
2019年12月25日 07時00分00秒

生活習慣病である2型糖尿病の症状が安定した人と、一度安定した糖尿病の症状が再発した人を比較する研究により、糖尿病は「余剰となる脂肪が内臓にあふれ出して発生する」というメカニズムが原因であることが突き止められました。

Hepatic Lipoprotein Export and Remission of Human Type 2 Diabetes after Weight Loss: Cell Metabolism
https://www.cell.com/cell-metabolism/fulltext/S1550-4131(19)30662-X

Type 2 diabetes study - Press Office - Newcastle University
https://www.ncl.ac.uk/press/articles/latest/2019/12/type2diabetesstudy/

Type 2 Diabetes Triggered by Overspill of Fat from Liver into Pancreas
https://www.genengnews.com/news/type-2-diabetes-triggered-by-overspill-of-fat-from-liver-into-pancreas/

イギリスのニューカッスル大学に勤めるロイ・テイラー教授が率いる研究チームは、イギリスの国民保健サービス(NHS)が実施した大規模な糖尿病寛解臨床試験(DiRECT)の結果を元に、「糖尿病が寛解(症状が落ち着いて安定した状態)した人」と「糖尿病が寛解した後再発した人」を比較する研究を行いました。
今回の研究から2年前に行われたDiRECTでは、カロリー制限のある食事により参加者の4分の1が15kg以上の減量に成功し、参加した糖尿病患者10人のうち9人の症状が寛解するという成果が上がりました。そこでテイラー教授は、以前DiRECTに参加した人を集めて、改めて健康診断を実施しました。その結果、元DiRECT参加者の大半が糖尿病を再発しておらず、糖尿病の治療薬を一切服用していないことが分かりました。しかし、一部の参加者は糖尿病が再発しており、体重も元通りになってしまっていました。

次に、テイラー教授が糖尿病が寛解した人の血液を検査して、肝臓で生成される中性脂肪の1種であるトリグリセリドの血中量を計測したところ、正常な値だということが確認されました。また、内臓をスキャンした結果から、すい臓にも脂肪が蓄積されておらず、すい臓のインスリン生成機能も十分に働いていることが分かりました。
一方、糖尿病が再発してしまった人の血中トリグリセリド量は、糖尿病が寛解した時に比べて激増しており、すい臓にも脂肪が大量に蓄積されていました。テイラー教授はこの結果について、「人が皮下に蓄えることができる脂肪の限界量には個人差がありますが、この限界量を超えると脂肪は肝臓に蓄積されます。そして、肝臓に脂肪が蓄積されすぎると、今度は脂肪がすい臓などの他の器官にあふれ出すようにして蓄積されます。これにより、すい臓でインスリンを生産しているすい臓β細胞が機能不全を起こし、2型糖尿病が引き起こされるのです」と述べました。肝臓とすい臓の両方に蓄積された脂肪が糖尿病を引き起こしているというメカニズムを、テイラー教授は「ツインサイクル仮説」と呼んでいるとのこと。
テイラー教授はさらに、「ツインサイクル仮説によれば、2型糖尿病が『体内に過剰な脂肪が蓄積されている』という、ごくシンプルな状態であるとみなせます。言い換えれば、継続的な食事療法により脂肪を減量させることができれば、2型糖尿病は解消可能だということです」と述べて、今後はより効果的な糖尿病の予防や治療が可能になるとの見方を示しました。

https://gigazine.net/amp/20191225-overspill-fat-diabetes/

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1: 妖怪障子破り ★ 2020/01/23(木) 22:01:04.25 ID:WHHWvFZC9
 突然、新しいスキルが必要になった。それはプレゼンのスキルかもしれないし、もっと差し迫った戦闘スキルや爆弾解体スキルかもしれない。

 普通ならそうしたスキルは一朝一夕で身につくものではない。だが、大丈夫だ、問題ない。ネットに接続し、必要なものを脳にダウンロードしてしまえばいい。

 脳に情報を直接アップロードする。こんなことができるのは攻殻機動隊やマトリックスの世界だ――これまでは。

 ある研究グループが開発したと主張しているのは、情報を人間の脳に直接流し込み、労せずして新しい技能を身につけさせることができる方法だ。

 それはSFの世界のような、一瞬で学習を完了する夢のソフトウェア開発へ向けた第一歩になるという。

■ 電極キャップで脳を刺激し、フライトシミュレーターの学習効率を改善

 米HRL研究所のグループによれば、SFで見られるものよりずっと限られた効果ではあるが、学習効率を改善する方法を開発したとのこと。

 『Frontiers in Human Neuroscience』に掲載されたその研究では、パイロットの脳の電気信号を記録。そのデータをまったくの素人に流し込みつつ、リアルなフライトシミュレーターで練習させるという実験が行われた。

 被験者は電極が取り付けられたキャップをかぶり、これによってデータに基づく刺激が脳に与えられる。

 驚いたことに、この刺激を受けたグループは、そうでないグループよりもシミュレーターの成績が33パーセント優れていたという。

■ 脳の特定の領域で生じる神経過疎性がターゲット

 研究グループのマシュー・フィリップス博士によると、言語や記憶といった特定の機能は、小指ほどのごく狭い領域に位置しているのだという。

 脳が学習しようとするとき、「神経可塑性」というプロセスを通じて、そうした領域における神経細胞同士の結合が増えるという物理的な変化が生じている。この学習強化システムがターゲットにしているのは、そうした変化だ。

 フィリップス博士は、この技術がいずれ車の運転や試験勉強、外国語の習得といったことにも応用されるだろうと考えている

■ 実は古くて新しい方法

 フィリップス博士によれば、こうした方法はじつはかなり古くからあり、たとえば4000年前の古代エジプトには発電する魚で頭を刺激して、痛みを和らげるという治療法があったのだそうだ。

 ほかにも、18世紀のアメリカの政治家・物理学者ベンジャミン・フランクリンが頭に電流を流していたことが知られている。

 このように電気による脳刺激が古来からある一方、実際に盛んに研究が行われるようになったのは、2000年代に入ってからのことだ。

 今回の研究は、そうした先行研究に基づき、個人個人に合わせて一番効果的に刺激を与える方法を探求したものであるそうだ。

http://karapaia.com/archives/52286829.html

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1: しじみ ◆fbtBqopam767 しじみ ★ 2020/01/24(金) 12:09:19.41 ID:xI1Zh5u79
【1月24日 AFP】イタリアの古代ローマ都市ポンペイ(Pompeii)の近くのヘルクラネウム(Herculaneum)遺跡で数年前に発見された、黒く、つやのある石のような物体が、西暦79年に起きたベスビオ火山(Mount Vesuvius)噴火の犠牲者の脳の一部であることがこのほど判明した。詳細を記載した論文が23日、米医学誌「ニューイングランド医学ジャーナル(New England Journal of Medicine)」に掲載された。研究者らは、今回の成果は考古学では極めて希少な事例であり「センセーショナルだ」と評している。

 イタリア南部のベスビオ火山の噴火時に放出された火山灰、溶岩、有毒ガスなどによって逃げ場を失った人々の遺体を長年調査してきた研究チームは、犠牲者の頭蓋骨の内部に特異なガラス状の物質を見つけ、これに興味を抱いた。

 研究チームの一人、ピエル・パオロ・ペトローネ(Pier Paolo Petrone)氏は、AFPの取材に「2018年10月、こうした遺体を調査した際、砕けた頭蓋骨の中に何か光るものが見えた」と発見した当時について語った。

 伊フェデリコ2世ナポリ大学(University of Naples Federico II)の法人類学者であるペトローネ氏は、この物質が「人間の脳に違いないと思っていた」と話す。

 イタリア・ナポリ(Naples)にある先進バイオテクノロジー研究センター「CEINGE」のピエロ・プッチ(Piero Pucci)氏が分析を行った結果、この物質に毛髪と脳組織に由来する微量のタンパク質と脂肪酸が含まれていることが分かった。

 ベズビオ火山が噴火した当時、ギリシャ神話の英雄ヘラクレス(Hercules)にちなんで命名されたヘルクラネウムは、ポンペイの北西に位置する富裕層に人気のリゾート都市だった。そして、すべてが溶岩に覆われてしまったことにより有機物質の残留物が固化し、そのまま保存されることとなった。溶岩は地上16メートルの高さにまで達していたという。

 今回の発見をめぐって注目された頭蓋骨は、初代ローマ皇帝アウグストゥス(Augustus)を崇拝するための施設「アウグストゥスのコレギウム(College of the Augustales)」の管理人のものだったと考えられている。この男性の炭化した遺体は、宿舎内の木製のベッドに横たわった状態で1960年代に発見された。

 研究チームは、噴火で放出された高温ガスによる熱が520度まで上昇したと推測している。これは、体内の脂肪を発火させ、軟組織を蒸発させるのに十分な高温だ。また、その後に起きた温度の急速な降下によって、遺体の一部ではガラス質への変化が促進されたと考えられるが、この温度降下現象についてはまだほとんど解明されていない。

 今回の発見は、ヘルクラネウム保存プロジェクトの責任者、CEINGE研究センター、フェデリコ2世・ナポリ大と英ケンブリッジ大学(University of Cambridge)の研究者らによる共同研究の成果だ。(c)AFP

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https://www.afpbb.com/articles/-/3264937

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1 : ノチラ ★[] 2017/06/25(日) 22:21:14.41 ID:CAP_USER.net
リニアモーターを使ってビルの中を上下だけでなく、左右にも移動できる次世代エレベーターが近く登場しそうだ。
独ティッセンクルップが開発した「マルティ(MULTI)」というケーブル無しのエレベーターがそれ。
オランダを本拠地とする欧州有数の不動産デベロッパー、OVGリアルエステートがベルリンに建設する
高層ビル「イーストサイドタワー・ベルリン」に初導入すると22日に発表した。

ティッセンクルップによれば、160年以上前にエレベーターが発明されて以来、この分野で最大の革命だとしている。
導入するビルの高さに制限がないうえ、これまでのエレベーターに比べて占有面積が小さく、人を乗せた箱
(キャビン)が縦にも横にも移動できることから、ビル建築のデザインにも影響を与えると見ている。

新型エレベーターにはキャビンを吊るすケーブルがなく、壁に取り付けられたガイドに沿ってリニアモーターで動く。
しかも、縦方向だけでなく、それと直交する形で横方向にもガイド付きのシャフトが伸び、上下左右、自在に移動できる。

開発のポイントは縦移動から横移動、またはその逆の移動を実現するための機構システム。進行方向を90度
変える場合、キャビンが縦横のガイドの交点に来ると一旦停止し、円形になったガイドのユニット部分とキャビン
側の駆動機構がそのまま90度回転する仕掛けとなっている。

ビル内に複数路線のバスの巡回ルートのように多数のシャフトが縦横に設置され、同じシャフト内を複数の
キャビンが同時に動く。
エレベーターに乗る人が行きたい階の場所を指定すると、ソフトウエアがほかのキャビンの混雑状況を勘案
しながら最短移動ルートを計算し、乗せて行ってくれる。

ほかにも利点はいくつかあり、通常のエレベーターに比べて輸送能力が50%高く、ピーク電力を60%削減できるという。
特にメリットが出やすいのが高層ビル。
ビルが高くなればなるほどエレベーターの占める面積が大きくなるためで、その占有面積は最大で40%にもなるという。

それに対し、マルティはシャフト自体が小さく、シャフトの本数も少なくできるため、ビルの面積を最大で25%有効
活用できるとしている。
ただ、普及の上で最大の課題とみられるのが設置コスト。通常のエレベーターの5倍という話もある。


鉄鋼・エンジニアリング大手であるティッセンクルップはエレベーター部門を持ち、同部門の年間売上高は75億
ユーロ(2016年)。
14年にマルティの構想を発表し、シュトゥットガルトの南、バーデン・ヴュルテンベルク州ロットヴァイルのR&D
センターに高さ246メートルの新型エレベーター専用タワーを整備した。
ここでは12本のテスト用シャフトを備え、毎秒18メートルの最大移動速度でマルティの試験を行っている。


https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00433300




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