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カテゴリ:国内 > 研究

1: うんち(茸) [US] 2024/02/03(土) 22:08:05.07 ID:2uqX+WFD0 BE:271912485-2BP(1500)
sssp://img.5ch.net/ico/nida.gif
動画
http://5ch.net


トラック隊列走行の実証実験(18/01/23)



「高速道路におけるトラックの後続車無人隊列走行技術」新東名高速 遠州森町PA~浜松SAで行なわれた実証走行の様子









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1: 朝一から閉店までφ ★ 2020/01/23(木) 07:44:39.59 ID:CAP_USER
合田禄
2020/1/23 4:00
 がん細胞に薬剤を取り込ませておき、中性子をあててがん細胞を壊す放射線治療で、薬剤に液体のりの主成分を混ぜると治療効果が大幅に高まることを東京工業大のチームが発見し、23日発表した。薬剤が理科の実験でつくったスライムのようになり、がん細胞にとどまりやすくなるらしい。マウスの実験では大腸がんがほぼ消失したという。

 この放射線治療は、ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)。国内10カ所弱の施設で臨床試験が進んでいる。ホウ素化合物の薬剤を注射してがん細胞に取り込ませておき、外から中性子を照射して破壊する。正常な細胞へのダメージが少ないことから、次世代の放射線治療として期待されている。

 しかし、ホウ素化合物ががん細胞から流出しやすいのが課題だった。チームは、ホウ素化合物に液体のりの成分であるポリビニルアルコール(PVA)を混ぜると、スライムをつくるのと同じ原理で分子が長くなることを応用。がん細胞が薬剤を取り込みやすい形にした。
 その結果、がん細胞の中に入るホウ素化合物の量は約3倍に。とどまり続ける時間も長くなるのが確認できた。大腸がんのマウスで試したところ、がん細胞がほとんど増えなくなり、「根治に近いレベルを実現」できたという。
 東工大の野本貴大助教は「PVAを混ぜるだけなので製造しやすく、実用性は高い。人の臨床応用につなげたい」と話している。

 この成果は米科学誌サイエンス・アドバンシズに発表された。(合田禄)
https://www.asahi.com/sp/articles/ASN1Q6GZJN1QULBJ00H.html


「液体のり」を白血病研究に…仰天アイデアなぜ生まれた
https://www.asahi.com/articles/ASM504HKSM50ULBJ00J.html

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1: すらいむ ★ 2020/01/30(木) 13:01:32.99 ID:F7yN4TDV9
カマンベールチーズで認知症を防げる? 1日2ピースで

 カマンベールチーズを食べると、認知症の予防につながる可能性があるとの研究結果を、東京都健康長寿医療センターなどの研究グループがまとめた。

 認知機能が低下すると、BDNF(脳由来神経栄養因子)というたんぱく質の血中濃度が減ることが知られるが、カマンベールを食べることで上昇したという。

 東京都内の70歳以上の軽度認知機能障害の女性71人を二つのグループに分け、片方にカマンベール、もう片方にモッツァレラを1日約30グラム(2ピース)ずつ、3カ月食べてもらった。
 食べない期間を3カ月おいてグループを入れ替え、同様の試験を実施。
 すると、カマンベールのグループは血中BDNFの値が約6%増えたが、モッツァレラは約2%減る傾向が示された。

 BDNFは運動すると増えることが知られている。
 センターの金憲経(キムホンギョン)・研究部長は「運動できないほど体力が低下した人でも、カマンベールを食べれば改善を期待できそうだ」と話す。
 ただ、チーズには脂質も多い。
 「食べ過ぎは禁物。健康維持には、適切な量の摂取と運動が効果的」と指摘した。

 研究結果は、老年医学の国際科学雑誌(https://doi.org/10.1016/j.jamda.2019.06.023)に掲載された。(松浦祐子)

朝日新聞デジタル 2020年1月30日 8時0分
https://news.livedoor.com/article/detail/17739832/

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1: シャチ ★ 2017/10/30(月) 10:10:09.22 ID:CAP_USER9
10/30(月) 9:00配信 産経新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171030-00000500-san-sctch
 
日本の四方を取り囲む海は、豊富な漁獲資源や天然資源の探査をはじめ、地震や津波の研究を進める上でも
重要な領域だ。
しかし、水中での通信は音波に限られ、一度に送れるデータの量は非常に限られてきた。
海洋研究開発機構や島津製作所などが開発を進める「水中光無線通信」は、高出力の半導体レーザーを
用いた“水中無線LAN”を実現。
海洋試験にも成功し、実用化は目の前に迫っている。

7月に静岡県沖の駿河湾で実施された試験では、海洋機構の深海無人探査機「かいこう」を利用。
かいこうの機体を上下に分離し、水深約700メートルの「ランチャー部」と同約820メートルの「ビークル部」との
間で通信を試みた。

その結果、約120メートルの距離で毎秒20メガビット(20Mbps)の通信に成功。
これは音波の約1000倍で、動画も送れる伝送速度だ。
さらに受信側のコンピューターを送信側が遠隔操作する「リモートデスクトップ接続」にも成功したが、これは通信
の安定性が高いことを意味する。もちろん、通信の暗号化も可能だ。

水流が安定した水槽ではなく、潮の流れや海水の濁りといったさまざまな環境に置かれた実際の海で試験に
成功した点も大きい。

今後は機器の改良を加えた上で、来年3月にも再び駿河湾での試験を行う。
開発を主導する海洋機構海洋工学センターの澤隆雄主任技術研究員は、
「既に実用段階に達しており、来年度以降は機器のさらなる小型化や軽量化を図っていきたい。目標は500ミリ
リットルのペットボトルほどの大きさです」と意気込む。

現在、海洋機構が海底に設置している地震計などの観測機器からデータを回収するためには、観測機器ごと
海上に引き揚げる必要があり、数が多いこともあって大変な手間やコストがかかる。
これに対して水中での光無線通信が実現すれば、無人機を付近に向かわせてデータをやり取りするだけですむ。

リモートデスクトップ接続を用いれば、遠隔操作で観測機器のプログラムをアップデートできるほか、複数の無人
機が海底の資源探査を行う際には親機が複数の子機を統率することも視野に入る。
子機が集めた情報を親機に集約し、探査範囲を指示し直すこともできるという。

さまざまな可能性を持つ水中光無線通信だが、海外に目を転じれば既に市販されている例もある。
ただ、それらが用いているのは発光ダイオード(LED)であり、海洋機構などが用いている半導体レーザー
ダイオードとは異なる。

この点に関し、澤氏は「LEDは通信速度が上がらず、10Mbps程度が限界だ。これに対して半導体レーザーは
光の“質”が高く、より大容量で遠くまで届く」と優位性を指摘する。

高出力の半導体レーザー技術は島津製作所の得意分野で、協力しながら機器の小型化や軽量化を進めた
ほか、水圧に耐える容器の中で熱がこもらないように工夫も加えた。
最終的な開発目標は、200メートルの距離で20Mbpsの通信を実現することだ。

もう一つ、今回の研究開発で特筆すべきは、防衛省が設けた「安全保障技術研究推進制度」を活用して
6800万円もの研究費を受け取っている点だ。
この制度は基礎研究が対象で、研究成果はすべて公開されることが前提だが、当然ながら日本を取り巻く
厳しい安全保障環境を背景として、将来の装備品への成果の活用も視野に入っている。

水中光無線通信は、水中の機器どうしだけでなく、水中と水上もしくは空中とのやり取りも可能だ。
つまり、海の中で警戒を続ける潜水艦と、海上の艦艇もしくは飛行中の航空機などとの間での交信内容が大幅
に充実することになる。

防衛省関係者は今回の成果について、「潜水艦の作戦行動や警戒監視などの質が飛躍的に向上するだろう。
他国の開発動向も含めて注目していきたい」と重要性を指摘する。(科学部 小野晋史)





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1 : まはる ★[] 2017/04/17(月) 23:16:39.60 ID:CAP_USER.net
sk_bridgestone_02
sk_bridgestone_01


ブリヂストンとブリヂストンサイクルは4月17日、空気が不要な自転車用タイヤを開発したと発表した。
2019年の実用化を目指す。

空気入れを不要にする独自技術「エアフリーコンセプト」の実用化に向けた取り組みの1つ。
特殊形状の樹脂製スポークで荷重を支えることで空気を不要にした。

空気を入れて膨らませるチューブが不要で、パンクの心配がないのが特徴。リサイクルできる樹脂やゴムを
材料として使用でき、デザインの自由度も高く、従来にない次世代型自転車を提案できるという。


イベントなどで一般ユーザーに試乗してもらい、意見を取り入れながら実用化に向けた検討を進める。

http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1704/17/news105.html

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1 : 朝一から閉店までφ ★@\(^o^)/[sagetekuma] 2016/10/25(火) 18:09:38.78 ID:CAP_USER.net
中村 真司2016年10月25日 17:48

ヒトと植物の融合細胞
h11


大阪大学および鳥取大学らの研究グループは24日、ヒトの細胞と植物の細胞の部分的な融合に世界で初めて
成功し、ヒト細胞環境下で植物の染色体が維持されることを解明したことを発表した。

植物と動物は約16億年前に共通の祖先から分岐し、独自の進化を遂げてきたと考えられているが、お互いに
どのような機能がどの程度保存されているかは不明だった。


同研究グループは「シロイヌナズナ」という植物を使い、ヒト細胞との融合を検証。
融合した細胞内にはヒトの全染色体が維持されていたため、ヒト細胞と同等の細胞環境であるとした。

細胞を培養すると、ヒト/植物染色体の構造が変化し、植物の染色体の部分だけが抜け出た独立した植物染色
体を形成していることも発見。
この植物染色体は安定して維持できていることから、ヒト染色体を維持する仕組みが植物染色体にもあることが
分かったという。
これにより、ヒトと植物の間で、遺伝子発現の仕組みが保存されていることが示されたとしている。

同研究グループは、本研究成果により、生命の基本的な原理を解明するための、ヒトと植物の融合細胞という
新たな開発ツールが作成されたとし、進化の謎に迫るための研究の加速が期待される。

関連リンク
ニュースリリース
http://resou.osaka-u.ac.jp/ja/research/2016/20161024_2

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/yajiuma/1026638.html


 
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1 : ファイナルカット(家)@\(^o^)/ [FR][] 2016/10/31(月) 19:23:11.07 ID:3P8vs7Xb0.net BE:754019341-PLT(12345) ポイント特典

なぜつくった!?NEC、「うまい棒」の好みをあてる人工知能を開発
http://internetcom.jp/201736/umaibou-ai

umaibou
AI活用味覚予測サービス:http://jpn.nec.com/bigdata/aiprofiler/



NECは人工知能(AI)技術を駆使して、「うまい棒」の好みを当てるシステムを開発した。

その名も「AI活用味覚予測サービス」。NECが研究開発を進めるAI技術のひとつ、「異種混合学習」を応用している。

異種混合学習とは、多種多様なデータから「規則性」を見つけ、それをもとに次に起こることを予測する。
人間では困難な複雑な予測もでき、その根拠をはっきり示せるのが特徴。
天候、曜日、時間、気温などをもとにスーパーで食品の売れゆきを予測し、在庫切れや廃棄などを減らす、
といった用途がある。

だがNECはそれを「うまい棒」の好みを当てるために使った。

スマートフォンやタブレット、PCから誰でも参加でき、「見て癒される動物は?」「行きたい国は?」などと一見
うまい棒とは関係なさそうな質問に選択方式で答えてゆくと、最後に15種類のうまい棒のフレーバーから
ぴったりの1種類があらわれる。
精度については、試した人個々の判断にゆだねたいところ。

ちなみに、うまい棒のメーカーであるやおきんと協力し、正式に許可をとったうえで実施している。
かといって、うまい棒のプロモーションではないそう。

一体なぜ作った、という疑問が浮かぶが、NECの広報にぶつけると「先進的で身近な活用例になると思った」
「ユニークなデモになると考えた」といった理由だそう。
開発担当者がうまい棒が好きだからではないか、私情が入っているのではないかと重ねて尋ねると
「特にそういうことはない」ときっぱりした返事だった。

ちなみに、このシステムはうまい棒だけではなく、さまざまな企業のマーケティングなどに応用できるそう。


参考: GoogleのAIは人間の作とはまったく違う奇妙な暗号を作り出す
http://jp.techcrunch.com/2016/10/29/20161028googles-ai-creates-its-own-inhuman-encryption/



 
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1 : もろ禿HINE! ★@\(^o^)/[sage] 2016/10/08(土) 21:27:57.17 ID:CAP_USER.net
産総研:傷つけられても元に戻る透明で曇らない膜の開発
http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2016/pr20161007/pr20161007.html

今回開発した防曇膜表面の傷の変化を示すSEM像
fig2

開発したPVP/ AMP-ナノクレイハイブリッド膜の自己修復メカニズムの想定図
fig3





ポイント

•透明で耐久性に優れた防曇膜を開発
• 簡便な処理により、ガラス等の透明基材の防曇膜として利用可能
•めがね、ゴーグル、車両・建物用ガラス、太陽光発電パネルや、その他の産業機器への活用に期待


概要

国立研究開発法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)
構造材料研究部門【研究部門長 田澤 真人】材料表界面グループ イングランド・マシュー 産総研特別研究員、
佐藤 知哉 研究員、穂積 篤 研究グループ長は、透明で自己修復性のある皮膜をコーティングする防曇処理技術を開発した。

現在、めがね、ゴーグル、車両・建物用ガラス等の表面に付着した微小な水滴が引き起こす"光の散乱"や
"曇り"による光透過性の低下を防ぐために、さまざまな親水性素材を用いて材料表面への防曇処理が行われている。
しかし、これまでの防曇処理技術では、処理された表面の耐久性が低く、一度物理的な損傷を受けると、恒久的
に防曇機能を失ってしまうという課題や、皮膜の密着性が十分でないなどの問題があった。

今回、防曇機能の向上を目的とし、水溶性ポリマーであるポリビニルピロリドン(PVP)と、アミノプロピル基を
表面に付けたタルクに似たフィロケイ酸塩を基本組成とするナノメートルサイズの粘土粒子(AMP-ナノクレイ)
からなるゲルを皮膜としてコーティングする技術を開発した。
この皮膜は、高い光学特性や防曇性に加え、自己修復性、密着性、水中での安定性、水中はつ油性(油が付着
しない性質)にも優れている。
また、様々な基材表面にも容易にコーティングすることができる。

この技術の一部は、平成28年10月10〜13日に札幌コンベンションセンター(北海道札幌市)で開催されるAsia
NANO 2016で発表される。


(以下略)



 
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1 : ハイキック(宮城県)@\(^o^)/[] 2016/08/20(土) 14:07:12.55 ID:gzA0k6040●.net BE:601381941-PLT(13121) ポイント特典

NECなど、日本伝統の「漆ブラック」再現したバイオプラスチックを開発

NECは8月17日、京都工芸繊維大学、漆芸家の下出祐太郎氏(下出蒔絵司所三代目・京都産業大学教授)と
共同で、伝統工芸の漆器が持つ独特の漆黒(漆ブラック)を実現したバイオプラスチックを開発したと発表した。


漆ブラックを再現したバイオプラスチック
u001l (1)



大気中のCO2を吸収する植物を原料に使うことで、資源循環に寄与できると考えられているバイオプラスチック
だが、電子機器や自動車など耐久製品に用いるには環境優位性以外に特長が無く、コストに見合うメリットを
生み出せていなかった。また、非食用植物原料への切り替えも課題となっていた。

NECらが今回開発したバイオプラスチックは、ワラや木などの非食用植物を原料としたセルロース樹脂を使用。
古くから海外から高く評価されてきた日本伝統の漆ブラックをバイオプラスチックで再現し、装飾性を高めること
でより付加価値の高い製品への適用を目指した。


原料には非食用植物を使用。一番右がセルロース
u002l (1)


漆ブラック・バイオプラスチックの樹脂ペレット
u003l


セルロース系バイオプラスチックで漆ブラックを実現するためには、極めて低い明度と高い光沢度に加え、
漆特有の深さ・温かさが必要となる。
開発では、表面処理した炭素微粒子を添加・混合することで低い明度を達成。
また、高屈折率の特別な有機成分を添加・混合することで光沢度を向上させた。
明度と光沢度はトレードオフの関係にあり両立が難しいが、独自の添加剤の配合技術によりこの課題を克服した。
深さ・温かさについては定量化できないため下出氏に評価してもらい、再現性を高めた。
開発において目標となった下出氏による漆器モデルと比べると、80点程度まで再現できたという。

今回開発したバイオプラスチックは、通常のプラスチックと同様に射出成形で成形体を作成できることから、
さまざまな形の漆器調製品の量産を可能にすると期待される。
具体的には、高級家電や高級建材、自動車の内装への適用が見込まれている。
今後は、さらに強度・成形性など実用性を高めていくほか、光学特性を一層強化していくとしている。


http://news.mynavi.jp/news/2016/08/17/431/



 
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1 : もろ禿HINE! ★@\(^o^)/[sage] 2016/07/26(火) 12:11:58.47 ID:CAP_USER.net
【プレスリリース】日本初の「穿くロボット」、ロボティックウェア curara®(クララ)新パンツタイプ・試作モデルを発表 〜約3分で装着可能、数年後の実用化目指す〜 - 日本の研究.com
https://research-er.jp/articles/view/48658

c20160725160007


信州大学繊維学部と東京都立産業技術研究センターの研究グループは、筋力が低下した患者の下肢に装着
し、歩行の動作を支援するパンツタイプのロボティックウェアcurara®(クララ)の試作モデル開発に成功、
平成28年7月21日(木)文部科学省情報ひろばラウンジ(東京都千代田区霞が関)にて発表会を開催しました。

パンツタイプは装着にかかる時間が約3分と、従来のものと比べて極めて簡単に装着できるため、病気や
高齢化で足腰の弱った患者やリハビリ用の医療・介護ロボティックウェアとして期待されており、数年後の
実用化を目指しています。

curara®(クララ)は、信州大学繊維学部の橋本稔教授(知能機械学、機械システム学)らの研究チームが、
2011年から科学技術振興機構の支援を受け、要介護者の自立支援をめざして開発してきた身体装着型のロボットです。
手足の主な関節部分に、小型軽量化したサーボモータと減速機を一体化したユニットを装着し、センサーが
読み取った装着者の動きに追従して歩行動作をアシストする「同調制御システム」を採用しています。
主に土木工事や農作業などで使われる外骨格型の「剛体ロボット」とはコンセプトが異なり、着用する人の骨格
を利用し、関節の動きを補助する非外骨格型で、身軽に、優しく着用できるだけでなく、歩く方向を変える時に
下肢をねじるなど、身体を自然に動かすことができる特長があります。

全身型の試作機は昨年10月に完成しましたが、装着の際に各パーツを一つずつバラバラに取り付ける必要が
あったため、ひとりでは装着しにくく、装着時間も15分かかるなどの課題がありました。
そこで、2015年4月からは東京都立産業技術研究センターと共同で、下肢の機能補助に重点を置いたパンツ型
ロボティックウェアの開発に着手し、このほど試作モデルを完成させました。
試作モデルは、股関節とひざ関節の4か所にユニットを取り付けたウェアで、介助なしで装着でき、下肢のみの
ため装着時間も3分ほどと飛躍的に短くすることに成功しました。

超高齢化社会を迎え、歩行に障害のある方々を助けるアシスト技術の需要は年々高まっています。
今年1月には中央社会保険医療協議会(中医協)が、同様の補助ロボットによる治療について保険適用を承認
しており、ロボットはリハビリや介護に欠かせないアイテムになりつつあります。

curara®(クララ)は今後、国内外で開催される展示会等にも出展し、パートナー企業を募り、数年後の実用化に向け、準備を進めていきたいと考えています。

動画 : 生活動作支援ロボティックウェア「curara(クララ)ⓒ」

 
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