1: 海江田三郎 ★ 2016/04/24(日) 10:11:40.05 ID:CAP_USER.net
その快適さは、利用客をして「一度乗ったら、ほかのバスには乗れない」と言わしめる。
海部観光(徳島県海部郡)が2011年、日本で初めて大型高速バスで国内最少の「12席」を実現し、徳島と東京
を毎日結ぶオリジナル車両の「マイ・フローラ」だ。
長距離を走る夜行バスといえば、狭い座席にスシ詰めにされ、「若い人でないとしんどい」という印象がある。
しかし、マイ・フローラには杖をついたおばあちゃんまで乗ってくる。
“乗り鉄のバス版”のようなマニアにも注目され、SNSを通じてじわじわと広まり、乗車率は驚異の9割超を維持。
お盆と年末年始のチケット予約は、販売開始からわずか1~2分で完売するほどだ。
マイ・フローラ人気は、同社が運行するマイ・フローラ以外の便の売り上げを右肩上がりに伸ばす原動力にも
なっているという。
「自宅でくつろぐように快適なバスを作りたい」
徳島県の小さな町に本社をおく海部(かいふ)観光は、今年で創業20年。
「創業者会長自身が満足するような、お客さまへのサービス提供を思い描いて設立した小さな会社」
(広報担当の山元浩文さん)だ。
貸切バス3台から始め、現在は海部観光グループで33台を運行する。
モットーは「気品のある運転で、徳島の先頭を走りたい」
創業経営者である打山 昇さんは、かつて他社で観光バスのハンドルを握っていた運転手出身。
その現役時代、揺れを抑えて乗り心地よく運転しても、バスから降りてくる客はみな疲れた様子だった。
移動の距離と時間は短縮できない。ならば「お客さまが自宅でくつろぐように快適なバスを作りたい」。
創業当初からそんな思いを抱き、15年目に会社に体力ができたのを機に思い切って形にしたのがマイ・フローラ
なのだという。
「ただ、思いを形にするのは大変な苦労がありました」(山元さん)。
大手バスメーカーからは1台2台のデザイン起こしや製作はできないと断られ、地元の建築家に相談すると
意気に感じて内装デザインを引き受けてくれた。
試行錯誤の末、県内の建具業者や椅子製造業者の協力も得て実現したという。
全国の大型高速バスで初めての2列シート、最少の12席。「前例なし」のオリジナル車両である。
バスの内装というのは、座席の数に関わらず、1台1台が手づくり。
それでも基本的な形があり、普通は前から後ろまでの席数に応じて、座席を載せたレールの上で間隔を
広げたり狭めたりして配置を調整する。
だが、「マイ・フローラはその“レールさえない状態”で作った」という。まさに規格外、ゼロからの出発だった。
一体どんな内装なのか?
東葛西(東京都江戸川区)の駐車場に停めたマイ・フローラ号にお邪魔した。
数時間後には9割方の席を予約客で埋め、もう1人の乗務員と交代で徳島まで運転するという乗務員リーダーの
和田 護さん(49歳)に話を聞く。
「靴、脱いでくださいね」。こう促されて入り口ステップで靴を脱ぎ、車内用のスリッパに履き替える。
車両自体の大きさは一般の大型観光バスと変わらない。
大型バスの座席配置は、横に3列か4列、縦に10列か11列が一般的(参考サイト「夜行バス比較なび」)だと
いうから、マイ・フローラはその内装の“バスらしくない”作りが際立つ。
通路をはさんで両側にわずか6席ずつ。
固定式の木製パーティションで一部が仕切られ、カーテンを引くと個室のようになる。
「お客さまの目的は到着後の活動にある。移動の間はくつろいでいただきたい」。
打山会長のそんな思いを形にしたバスだ。
当初18席の計画だったが、打山さんがなかなか満足せず、16席、12席と減っていき、採算度外視で製作したのだという。
(続きはサイトで)
マイ・フローラの料金は大人1名1万4900円と飛行機利用と同程度
引用元 : http://anago.2ch.sc/test/read.cgi/bizplus/1461460300/
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